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好きな言葉を書いていたひとが、生きる意味を見いだせなくなった世界でこれからも生きていかなきゃいけないことにぞっとする。
羨ましいだとか好きだと思える言葉選びができるということは、わたしよりもきれいなものを知っていたか、わたしよりも先を見れていたひと。そういうひとが見切りをつけるって、この先になんの希望も見いだせなくなったってことでしょう。生きるために必死に見つけようとしていたきれいなものや面白いものなんて存在してなかったってことだよね、本当にこの先には何もないの?


ひと組の男女が隔たりなく愛し合った結果の副産物なのか、数打ちゃ当たると思った博打の結果なのか、本当に心から望まれていたのかわからない以上、わたしたちに生まれた意味なんてないんだよ。だからその延長である生きる意味も存在しない。でも、自殺しようと思える以上、生存は本能ではなく、欲求のひとつらしいし。じゃあわたしたちどうしたらいいのって感じだよね。